■不動産屋さんを応援団にする出店戦略➁
前回、不動産さんを応援団にする出店戦略のコラムにて「胆は、街の不動産屋さんや、知人・友人を物件探し応援団にするには、具体的にあそこ、ここと自分の出店したい場所を指定してお願いすることです。街の不動産屋さんは場所が特定されれば、場所の情報取集や交渉は得意分野の仕事です」と記載しました。
コラムを読んでいただいた人から本当ですかと問い合わせをいただきました。お問い合わせへのご返答させていただいた内容を記載させていただきます。
■阪神時代の野村監督と星野監督の違い
二人の名監督はお亡くなりになられてますが、阪神タイガースの監督時代のお話をせていただきます。野村監督時代は最下位でした。その後星野監督に引き継がれ優勝をしております。野村監督が下地を作り、それを引き継いだ星野監督が花を咲かせたとも言われてますし、確かにその通りかもしれません。
ただ、フロントサイドから見ると二人の監督に1点だけ大きな違いがあったことが語られております。
皆さん、どんな点だったと思いますか?
■金本と伊良部を取って欲しい
フロントサイドも阪神の立て直しの為に尽力する中で、4番とエースの獲得が急務であると現場との共通認識だったそうです。
野村監督から4番とエースを獲得して欲しいとの依頼があり、必死で探したそうですが結果トレードは成功せず補強はかなわない状態のままでした。
監督交代したい際、星野監督からのフロントへの依頼を聞き、フロントサイドは驚いたそうです。
星野監督は、4番とエースが欲しいは同じでしたが、4番に金本選手をエースに伊良部を取って欲しいと具体的に欲しい4番とエースの選手名を告げたそうです。
フロントサイドは驚いたそうですが、考えてみれば外国選手を含めフロントがあれこれ考えて交渉するより、移籍できる下地があった二人に絞られているのですから獲得に集中できたそうです。結果フロントは監督の要望にこたえ金本選手と伊良部選手を獲得することができ、星野監督は阪神タイガースを優勝に導きました。
■応援団を動きやすくするのはあなたの役目
今回の出店場所の選定について、お宝・お値打ち立地は金本選手、伊良部選手です。フロントは不動産屋さんです。そして、監督があなたです。
野村監督と星野監督の二人がどちらが優秀かと言われればどちらも優れた監督です。ただ、阪神タイガースの置かれた状況では星野監督の方がフロントとってはやることが具体的で明確なため動きやすく、結果として監督の要望に応えれたのです。
協力をしてくれる方が協力し易くするには、協力して欲しい事を具体的にすることです。その方が確実に動け良し悪しは別として結果は必ずでます。
あなたが出店場所を見つけることの協力依頼をする場合であれば、ご自分の事業にあった商圏・エリア・ポイントを具体的に伝えることです。
そして、そのためには、まずご自分の事業コンセプトの「誰に」「何を」を明確にすることです。
宜し行ければ、先ず一緒にあなたの事業コンセプトの「誰に」「何を」を明確にしませんか。「誰に」と「何を」が明確になれば、「どこで」は自然に明確になります。
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